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日本よ、これがマイダナだ

2012年12月15日

先週末はミドル級メガファイト以外にも注目試合が多すぎて捌き切れないほどだった。幾つかピックアップしてみる。

 

レオ・サンタクルスvsエリック・モレル

サンタクルスはブリ・マリンガとの決定戦を制しIBFバンタム級新王者についてこれが初防衛戦。モレルは前戦Sバンタムでアブネル・マレスに判定負けし、バンタムに戻してこの試合に臨んだ。

さ て試合は24歳になったばかりの若き王者サンタクルスのワンマンショーとなった。モレルは全盛期ではないにせよ、序盤のパンチのキレを見る限りまだまだ力 のある選手。それをノンストップの攻勢で完全にねじ伏せてみせたのだ。あの膨大な数の ボディショットの痛そうなこと!見てるだけで血尿が出そう。連打型でありながら漫然と手を出すのでなく角度、コンビのバリエが多彩で観ていて面白い。今 回、パワーショットの的中率が66%に達した(コンピュボックス調べ)ことからもただならぬ資質を感じさせる。

アンセルモ・モレノがマレス挑戦後もSバンタムに留まるのならこのサンタクルスと山中が暫定2トップと見なされるはず。バンタム級は他にも若い有力選手が多く、世代交代の真っ最中。来年は激動の年になるだろう。

 

マルコス・マイダナvsヘスス・ソトカラス

ご存知アルゼンチンの殴り屋マイダナと、強豪相手に奮闘しながら存在感を保ち続ける激闘屋ソトカラス。火花散るようなどつきあいが約束されたかのようなカードははたしてその通りの展開となった。

立 ち上がり、まずはマイダナのジャブの多さが目に付く。新トレーナーのロベルト・ガルシアが基本技術を徹底的にし込み直したらしく、この日のマイダナはディ フェンス面でも進歩を見せていた。しかしそうは言ってもやはりマイダナ。その真骨頂はドツキ合いだ。殴る。殴る。殴られる。両者終始エキサイトしっぱな し。会場も沸きっぱなし。そして両者ラフファイトのため減点!

6ラウンド、体格差に押されたマイダナがクリンチを連発し苦戦を印象付ける。 7ラウンドにはローブローにより減点追加。誰もが先行きを案じたその次の瞬間、それは起こった! ジャブジャブで追い立て右ストレートの一撃! 吹っ飛ぶ ソトカラス! 完璧なノックダウン!! 直後にゴング!!

8ラウンド、もはやソトカラスに力は残されていなかった。再三マイダナの強打に頭を跳ね上げ、見かねたケニー・ベイレスレフェリーがついにストップ。死闘に幕が降ろされた。

なんとも ド派手な試合だった。いくら技術を身に着けてもマイダナはマイダナだ。日本よ、これがマイダナだ!

この先もウェルター級では誰とやっても苦しい戦いになるだろう。やはりサイズのハンデは拭えない。しかしマイダナがいるところそこには必ず激闘がある。次戦はマリナッジかゲレーロという可能性が出ているようだ。楽しみに待ちたい。

 

サウル・アルバレスvsホセシト・ロペス

本来カネロと戦うはずだったパニッシャーことポール・ウィリアムスがリングサイドで見守る中試合が始まった。ロペスは恐れを知らない好ファイターだが、本来は階級が下の選手。腹が緩い。圧勝を義務付けられたカネロはその責任にきっちり応えてみせた。

小 さい選手が相手である以上どんなパフォーマンスを見せても参考にならないという声はあろう。確かに一理あるが、この日のカネロの強さはそれだけで切って捨 てるには惜しすぎるものだった。なんという力感、安定感、ハンドスピード、切れ味であろうか。三度のダウンを奪った一連のコンビのなんと見事なことか。こ んな動きは一流にしか出来ない。たとえ四回戦ボーイが相手でもこの動きは普通出来ない。強い。

ロペスは泣けてくるほどよく健闘したが、最後は半ば打ち切られるようにレフェリーストップ。今後の彼の人生を考えればやむを得ない判断だ。とにかく付け入る隙が全くなかった。

こ れで5度目の防衛を飾ったカネロにもはや並の相手とやらせる必要は感じられない。本人はメイウェザー、コットとの対戦を熱望しているが、たとえそれが叶わ なかったとしても本人とファンを納得させるだけの相手を連れてくる義務がゴールデンボーイ・プロモーションにはあるだろう。もうロートルや小さい相手はい らない。

それにしても恐ろしい逸材だ。この男まだ22歳なのだ。22歳といえば多くのプロスペクトと呼ばれる好素材でもまだローカルファイ トで星を稼ぐ段階。もしくはアマチュアで場数を踏んでいる段階だ。プロのこの大舞台で世界タイトルの防衛戦を行い相手が弱いとなじられる22歳など滅多に いるものではない。

カネロにとって最も責任のある相手は指名挑戦者決定戦であるララvsマルティロシャンの勝者だ。少し前ならこの二人がカ ネロとやればメキシコのニューヒーローが潰されると言われていたが、もはや蓋を開けてみなければ何が起こるかわからない。2013年、ひょっとしたらこの 若武者がこの世界の主役の座を奪う可能性もある。

 

 

他にもジョニゴンvsデレオンとか我らがリゴンドーとかあったけど、キリがないので今日はこの辺で……

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