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ガルシアvsジュダー、セルヒオ・マルチネスetc……プレビュー

2013年4月27日

ド級のビッグマッチが続いた先週までに比べると今週末は目玉カードが不在。しかしそれでも充分楽しめるだけのマッチアップが複数揃っている。ざっと俯瞰していこう。

ダニー・ガルシアvsザブ・ジュダー

カーン、モラレスを派手に倒し評価急上昇中のガルシアがお馴染みの古豪ジュダーを相手にWBA・WBC王座の防衛戦を行う。素質ではジュダーが上だが、現状の勢いで遥か上を行く10歳年下のガルシア優位は動かない。ジュダーとしてはお得意の序盤戦でスピード&パワーを最大限活かして一気に主導権を握りたいところだが、カーンに完封されたジュダーがそのカーンをKOしたガルシアにどこまでやれるのかというといささか心もとない。ガルシアにとってはただ勝つだけでなく勝ち方が求められる戦いとなる。しかしそうは言ってもザブは腐っても“スーパー”ジュダー。一瞬でも隙があればあの稲妻的瞬速で一気にカタをつけて番狂わせを実現するのでは……という期待感は捨てきれない。この試合の勝者はピーターソンvsマティセの勝者と対戦する方向で話が進んでいる。ガルシアは139.8ポンド、ジュダーはパンツを脱いで140ポンドきっかりでパス。

ピーター・クイリンvsフェルナンド・ゲレーロ

ガルシア―ジュダーのセミ。6度のダウンを奪うショータイムでWBOミドル級王座を獲得したクイリンの初防戦。相手は米国育ちのドミニカンホープ・ゲレーロ。メジャータイトルを手にしたとはいえ実績面で対抗王者たちに見劣りするクイリンにとっては絶対に落とせない一戦だ。ゲレーロもプロスペクトの一角として注目されてきたパンチャーであり、相手にとって不足はない。それでも一発のキレと閃き、機動力で上を行くクイリンが優位であることは変わらないだろう。試合は接近戦での打ち合いに持ち込みたいゲレーロと、距離をとってビッグショットを叩き込みたいクイリンとのペースの奪い合いになるのではないだろうか。クイリンが良い勝ち方をすればビッグマッチに名乗りを上げる資格を得るだろう。王者、挑戦者共に一回目の計量をオーバーしたものの、再計量で無事160ポンドを作りタイトルマッチの看板を維持した。この興行には“ミラクルマン”ダニエル・ジェイコブス(過去記事)やオリンピアンのマーカス・ブラウンといったNYプロスペクト達も出場するのでそちらにも注目したい。

セルヒオ・マルチネスvsマーティン・マレー

アルゼンチンが生んだスーパースター、“マラビジャ(マーベラス)”ことセルヒオ・マルチネスが母国で試合を行うのは実に11年ぶりのこと。英雄の姿を一目見ようとブエノスアイレスのスタジアムにはおよそ五万人のファンが詰めかける見込みだという。現代の中量級を代表する職人王者マルチネスの完全有利は誰もが認めるところだが、手術した膝のコンディション次第では大番狂わせも無きにしもあらず。マレーはシュトゥルム相手に疑惑のドローで涙を呑んだ実力者でもあり油断は禁物だ。鍵となるのはやはりマルチネスの体調と戦術か。38歳というのはある日突然一気に衰えが来ても全くおかしくない年齢である。マルチネスは159.4ポンド、マレーは159.6ポンド。

martinez-murray (7)

アミール・カーンvsフリオ・ディアス

ガルシア戦のKO負けがあまりに痛いカーンが故郷英国で再起二戦目に挑む。相手はベテラン技巧派のディアス。グラスジョーのカーンにとって、旨さはあっても怖さはないディアスは格好の踏み台だろう。ここで負ければ真剣にキャリアが危ない。トレーナーを今をときめくヴァージル・ハンターに替えてから二戦目であり、その成果を証明するためにもインプレッシブな勝利が期待される。両者とも契約ウェイトの142ポンドきっかりでクリア。カーンの弟ハルーン・カーンとロンドン五輪ミドル級銅のアンソニー・オゴゴのプロデビューもあり。

デオンテイ・ワイルダーvsオードリー・ハリソン

カーン―ディアスのセミ。ヘラクレス級の体格と27戦全KO勝利のパーフェクトレコード、未だもって次世代ヘビー級を担うのかどうかさっぱりわからないワイルダー大明神が迎えるは元金メダリスト“あんたまだいたの”ことオードリー・ハリソンである。とはいえハリソンはプライズファイター・トーナメントを制覇し健在をアピールしての登場だけに油断は禁物。この試合を鮮やかに勝利するようならいよいよ上位ランカーとの戦いも見えてくる。ていうか早くしてくれ。ワイルダーは224.5ポンド、ハリソンは236.4ポンドとさすがの大型ヘビー級。

wilder-harrison (1)

日本vsメキシコ対抗戦

メキシコで開催される計4つの対抗戦。全て格上のメキシカン世界ランカーに日本勢が挑む構図になっている。メインはダンテ・ハルドンvs金井アキノリのWBC米大陸Sフェザー級タイトルマッチ。ハルドンはかつて玉越強平に番狂わせで苦杯をなめた若手の強打者であり、同じハポネスの金井を食って間接的リベンジを狙っているようなアングルだ。その他あのジョニー・ゴンザレスにノーランカーの片桐秋彦が挑むカードもあるが、こちらはいくらなんでもキツ過ぎるか……。

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