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貫禄のメイウェザー、躍進のマレス

2013年5月5日

ジェイレオン・ラブvsガブリエル・ロサド

メイウェザーが自らのジムに抱えるフォロワー達、その成長株が15戦全勝の25歳、デトロイト出身のラブだ。対するロサドは今年1月にゴロフキンに挑み完敗を喫したが大いにハートを見せたタフガイである。試合はラブが巧みな左とリーチ、スピードを活かし前半戦をコントロール。しかし6ラウンドに渾身の右でダウンを奪ったロサドが9ラウンドにもビッグチャンスを作り、混沌とした戦況のまま勝敗はジャッジに委ねられた。結果はラブの2-1勝利。会場からはブーイングも聞こえたが微妙なラウンドが多く、どちらに転んでもおかしくない勝負ではあった。しかし97-92でラブの勝ちとしたジャッジはいくらなんでもおかしい。ラブは左が長く速く正確で非常に優れたものを持っているが、右に関してはまだまだ青い。ペースを支配している場面で不要な一発を食ってしまうなど経験不足も露呈したが、それでもタレントはなかなかのものだった。このタイミングでのロサド戦はかなりの冒険カードだったといえる。彼が花開くかどうかはもう少し様子を見る必要がありそうだ。

レオ・サンタ・クルスvsアレクサンドル・ムニョス

ムニョス。ムニョスである。まさか2013年にラスベガスのPPV興行でムニョスを見るとは誰が予想したであろうか。あのセレス小林戦から11年経っている。しかも相手は前IBFバンタム級王者で昇竜のスター候補サンタクルス。どう考えてもサンタクルスの圧勝意外考えられないカードの結果はやはりその通りとなった。しかしムニョスには、この恐らくは人生最後であろう大舞台で何が何でも勝利をもぎ取ってやろうという気迫がみなぎっていた。あらゆる点で上を行くサンタクルス相手に一歩も引かない真っ向勝負。打たれても打たれても強打を振るうその姿は鬼気迫るものがあった。しかしどれほど死力を尽くしてもこの実力差は埋められるものではない。3Rでダウン、4Rでも滅多打ちにされ、もう止めてもいいだろうと誰もが思った中での第5ラウンド。連打で崩れ落ち、かろうじて立ち上がったムニョスの目は、なんだか自身のボクシング人生の最後を受け入れた男の顔に映った。GBP屈指の麒麟児サンタクルスはやはり強い。そのノンストップの連打力は怪物的でさえある。この122ポンド級でも重要なプレーヤーになるのは間違いない。

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アブネル・マレスvsダニエル・ポンセ・デ・レオン

今日のカードで最も評価を上げたのは間違いなくこのマレスだった。ダーティファイターというイメージが定着していた彼だが、今日はクリーンかつクレバーで力強い見事なボクシング。しかもあの歴戦の古豪デレオンをストップしてしまったのだから文句のつけようがない。独特の読みづらいリズムとタイミングには定評のあるデレオンだが、マレスは序盤からパワーショットを打ち込むためのスポットを見つけていたようだ。つまり「この場所、この距離、このタイミングならば強打が当たる」という測定に自信を持っていたのである。2ラウンド終了間際、唐突とも思える左右フックでいきなり王者がダウン。ゴングに救われたデレオンは3ラウンド以降プレッシャーをかけ直すが、マレスは一度掴んだタイミングを逃さなかった。デレオンの変則的で一発のある攻撃にはさすがに手を焼いていた挑戦者だが、いざ自分が攻めるときにはしっかりとより深いパンチを打ち込みダメージを奪う。攻勢によってポイントを取られるラウンドがあっても形勢は譲らない。そうして迎えた第9ラウンド、密着戦から決定的なダウンを奪い、フォローの連打でストップを呼び込んだ。ストップそれ自体はやや早かったという印象があるが、勝負は完全についていたと言って良いだろう。この勝利によってマレスが得たものは単に三階級目のベルトだけではない。ようやく肩書きに相応しい真の実績、評価を手に入れたのではないだろうか。強豪揃いのフェザー級、誰とぶつかっても面白い。まずはジョニゴン戦なんてどうでしょう?

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フロイド・メイウェザーvsロバート・ゲレーロ

どうしよう、あまり書くことがない(笑)。あまりにも予定調和、予想通りの展開になったために特筆すべきことが何もないという、ブロガー的には美味しくない試合だった。超人メイウェザーも36歳。やはり運動量は落ちてるし、同じウェルター級の試合と比べてもハットン戦やマルケス戦ほどの無敵感はない。しかしじゃあ誰がこの男を崩しきれるかと聞かれるとなんとも困ってしまう。この試合、ゲレーロの目論見であるラフファイトが多少なりとも機能したのは最初の2ラウンドまで。以降は内でも外でもきっちりメイウェザーがメイウェザーingしてポイントアウト。途中で拳を痛めなければ間違いなくフィニッシュしていただろう。この試合の持つ最も大きな意味は、メイウェザーがShowtimeと交わした6試合の超大型契約の第一戦だったということ。つまりある意味では顔見世ファイト、テストマッチの類だ(それでもファイトマネーは3200万ドル!)。本当の戦いは次回から始まると言ってしまって良いかもしれない。でも誰とやるんだろう?

Floyd Mayweather Jr. v Robert Guerrero

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